今月24日、二十四節気の18番目「霜降」を迎えた。秋の最後の節気で、空は高くなって空気が澄み、紅葉も進んで秋の景色が広がり、朝晩は冷え込みが厳しくなるため、露が凍って霜が降りだす頃となる。
「霜降」を迎えると、寒気の活動が日に日に活発になり、昼夜の温度差がさらに大きくなり、露が凍って霜になり、植物の葉や茎、地面には付着し、朝日を受けてキラキラ光るようになる。
「霜が降りると柿が熟して濃いオレンジ色になる」と言われるように、「霜降」は柿が食べ頃を迎える。この時期の柿は色鮮やかで、栄養も豊富。柿を食べると、肌の健康維持や整腸作用が期待できるなど、いいことがたくさんあるため、柿の食べ方が最近、話題となっている。
また冷え込みが厳しくなり始め、冬が近づいているため、「霜降」は、健康管理に注意する必要がある時期ともなる。気温が低く、空気が乾燥しがちになるこの時期に、肺を潤し、体を温める食品を食べると、空気の乾燥に対処し、冷えを予防できる。
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