商務部がこのほど発表したデータによると、2023年は通年でネット小売額が前年比11%増の15兆4200億元に上り、中国は11年連続で世界一のネット小売市場になった。そのうち実物商品のネット小売額が社会消費財小売総額に占める割合は27.6%に回復したとともに、過去最高を更新した。
同データによると、グリーン、健康、スマート、国潮(中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)に関連した商品に人気があり、重点モニタリングブランドの小売額に占める国産ブランドの割合は65%を超えた。ホーム関連消費の促進政策が打ち出されて以降、昨年8-12月には高齢者向け家具の売上が前年同期比372.1%増加し、ホームシアターは同153.3%増加、家庭用装飾品は同64.6%増加となった。
サービス消費の新たな注目点がより多様化したことがこの年の大きな特徴だった。23年のオンライン旅行、オンライン文化?娯楽、オンライン外食は、その売上高合計のネット小売への寄与度が23.5%になり、ネット小売の増加率を2.6ポイント引き上げた。そのうちオンライン旅行の売上高は同237.5%増加し、ハルビンのアイス?スノーシーズン、貴州のサッカーリーグ「村超」などの注目点が次々に登場した。オンライン文化?娯楽の売上高は同102.2%増加し、中でもコンサートのオンライン売上高が41.9倍になった。オンライン外食の売上高は同29.1%増加し、外食消費総額に占める割合がさらに上昇して22.2%になった。
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