中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)は、新たな中央委員会と中央紀律検査委員会の委員を選出し、第19期中央委員会の報告に関する決議、第19期中央紀律検査委員会の活動報告に関する決議、「中国共産党規約(改正案)」に関する決議を採択した後、22日午前に人民大会堂で閉幕した。
習近平氏が大会を主宰した。
大会では第19期中央委員会の報告に関する決議が採択され、習近平氏が第19期中央委員会を代表して行った報告が承認された。決議は「大会で採択された第19期中央委員会の報告は、党と人民の知恵の結晶であり、党が全国各民族人民を率いて中国の特色ある社会主義の新たな勝利を勝ち取るための政治宣言と行動綱領であり、マルクス主義の綱領としての性質を持つ文献である」としている。
大会ではまた、第18回党大会開催後の10年間に、党と人民にとって重要な現実的意義と深い歴史的意義を持つ3つの大きな経験があったと強調された。一つ目は中国共産党創設100周年を迎えたこと、二つ目は中国の特色ある社会主義が新時代に突入したこと、三つ目は貧困脱却のための堅塁攻略と小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成という歴史的任務を成し遂げ、第一の百年奮闘目標を実現したことである。
そして、現時点からの中国共産党の中心的任務は、全国各民族人民を率いて社会主義現代化強国を全面的に築き上げ、第二の百年奮闘目標を実現し、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進することだと提起された。
また、大会では第19期中央紀律検査委員会の活動が十分に評価され、その活動報告に関する決議が採択された。
さらに、「中国共産党規約(改正案)」に関する決議が採択され、同日から発効された。
予定されていた議事日程が終わった後で、習近平氏が重要な談話を発表し、「代表全員の共同の努力の下で大会は成功裏に開催され、思想を統一し、信念を固め、方向性を明確にし、闘志を鼓舞する目的が達成された」と表明した。また、大会で採択された第19期中央委員会の報告については、「マルクス主義の中国化?時代化の新しい境地を切り開き、中国式現代化の中国の特色と本質的要求などの重要な問題を詳しく述べた報告であった。社会主義現代化国家を全面的に建設し、中華民族の偉大な復興を全面的に推進することについて戦略的な計画を立て、新時代の新しい道のりにおける党と国家の事業の発展、第二の百年奮闘目標の実現のための方向性を示し、行動指針を確立した」と示した。
習近平氏は最後に、「中国共産党は百年の奮闘を経て、新たな道のりに向かって歩み出した。われわれは新時代の新しい道のりにおいて、世界の人々が目を見張るほどのより大きな新しい奇跡を創り出す自信と能力を持っている。全党は中共中央を中心に一丸となり、中国の特色ある社会主義という偉大な旗印を高く掲げ、自信を固め、主導権を強め、果敢に闘争し、勝利に向かい、懸命に努力し、新しいことに積極的に取り組み、全国各民族人民を率いて第20回党大会で定められた目標と任務を実現するために努力しなければならない」と強調した。
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